2011年9月14日水曜日

ブライトン


エディンバラから夜行バスで約10時間半、ロンドン経由で朝の9時にブライトンに到着。久々の長旅で、眠気の残る頭と、座り通しの腰の痛みをずっしり感じる中、海際のバス停で海風とともに朝を迎えた。ブライトンはエディンバラとはまた違った雰囲気をかもちだし、観光の街として賑やかだ。それにイギリスの南海岸に位置するこの場所は、まだ温かく、久々に心地よい晴天を迎えた初日から、俺をいい気分にさせてくれた。ここにはオーストラリアでシェアをし二年間一緒に暮らしたフランス人の友達セシルに会う目的で来た。その子と友達のジャックに迎えに来てもらい。ビーチでコーヒーを一杯。ビーチと言ってもブライトンのビーチには砂がない。代わりに丸石がごろごろしている。それに温かいと言ったが、それはエディンバラと比べててあって、さすがに泳ぐ気にはなれなかった。車でジャックの家に向かう予定だったが、駐車しているという所に行くと、セシルが借りていたレンタカーがそこにはなかった。駐車禁止の場所に停めていたのだ。レッカー車に持ってかれたらしく車の後はそこにはなかった。近くにいた警察の人に事情を説明、どこに連絡を入れるのか聞き、電話、持ってかれた車の場所を聞き、まずはストレス発散のためビールをパブで。それからバスで車を取りに行き、初日の観光は終わった。セシルは140ポンドの駐車違反料金を払わされ、動揺を、俺はちょっぴり責任感を感じ辛かった。その夕方、オーストラリアで会ったノルウェー人の友達フレドリックを迎えに夕方空港に向かった。ジャックの親元の家に泊めてもらう事になり、その家族にお世話になってもらった。夜、四人でいろんな事を話し、楽しんだ。寝床は四人一部屋。文句を言える立場ではないが狭かった。フレドリックが床で、セシルとジャックと三人でベットを共有し、深夜は騒がしく過ぎていった。

明くる朝も晴天、心地よい一日は遠くから聞こえる騒がしい音楽によって始まった。エディンバラで聞いてはいたが、ブライトンはヒッピーとゲイの街。その日はブライトンの一年で最も大きなパレード、ゲイパレードが開催されていた。大通りに向かうと、そこには大行列。街中が色とりどりに飾られていて、いろんな音楽があちこちから聞こえる。何百というオカマさんやレズビアン達が派手な衣装に身を纏い、大名行列のように通りを歩き、バスからパトカーまで仮装され、パレードは数時間と続いた。その後ジャックの友達に会い一緒に公園でビールを交わした。夜はみんなでパブに向かい、一日が過ぎて行った。

次の日も晴天。ブライトンの天候は他の場所と比べてもなかなか安定していて過ごしやすい。皆、疲れが溜まっていたせいか、この日はまったく外に出る事なく、ジャックの家の庭で一日のんびりと過ごした。

晴天から始まった次の日はビーチに向かった。泳ぎに行くつもりだったが、ビールを片手に心地よかった昼時は過ぎ、曇り空が海からやって来た。風も強くなり、冷気が肌を突抜ける。セシルとジャックが車の移動と、仕事の話で街に出て行った。俺とフレドリック二人で帰りを待っていたが、風が冷たい。凍えながら待つのも厳しく、パブに入る。二時間ほど経った後、二人が帰ってき俺らに動物のコスチュームをプレゼントしてくれた。俺は猿、フレドリックはデビル、セシルとジャックは虎だった。早速、着替えると温かかった。コスチュームをきたまま街に向かうと、回りの人たちからおもしろがられ、手を振ってきたり、挨拶された。そのまま街を少し観光して、ジャックの友達の家に向かった。それからその友達に晩飯をごちそうしてもらった。鶏の丸焼き四匹に、ローストベジ、うまかった。夜中の三時くらいまで騒ぎ立てて、音楽や、ハンドクラフト、ヒッピーについて語り合った。

次の日、ジョンが俺らを訪ねに来て、またビーチへと向かった。その日も天候には恵まれず、曇り。数時間ビーチで時間を潰した後、街を観光。皆で映画ハッピーフィートを見て一日は過ぎて行った。

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