2010年12月29日水曜日

冒険と妄想 ラオ

ラオはアジアでも大変貧しい国の一つで、いちお民主主義と名乗っているが、独裁政権とどう違うか説明が難しい。観光業がこの10年ほどで百倍にも拡大した。開発の手がまだ届いておらず自然がとても美しい。仏教徒とお寺に、フランス風の建物、古代遺産、ジャングルなどたくさんある。そして多くのバッパーに知られているチュービングを目的とした観光の土地である。ヴェトナム戦争に巻き込まれ、そこには第二次世界大戦全体の爆弾投下の数より、より多くの爆弾が落とされたと言われもある。その旅は規制も規定もない、常識を壮絶する道であった。

入国、日本人ならビザなしで二週間の滞在が許されている。切れたらタイと国境を面しているのですぐに延長ができた。タイのチャンコンと呼ばれる国境沿いの何もない町に一日滞在しラオ北部のHouei Xai と言うところから船で入国した。そこにはメコン川を縦断するためのボートにいつの間にか集 まったバッパーの群れ、目的は皆一緒。ランプラバンそしてバンビエン。ゆっくりと進むそのボートはメコンの流れとともに二日間懸けてランプラバンに俺たち を運ぶ。途中盛り上がったり、本読んだり、寝たり。ギターも何度か弾いた。人がボートから落ちるハプニングもあって楽しかった。
 



ランプラバンはラオの首都だった、今は世界遺産の町となり観光の名所だ。一日目サイクリングをし町を回った。

仏教僧もかなり多い町。

ナイトマーケット、色とりどりの鞄や服。俺の興味を取ったのは、蛇酒とスコーピオン酒。店員さんに頼んで何度も試し飲み。もちろん最後にはひとビン買った。

この町一番の見物。ここの滝は最高によかった。エメラルドに輝く水の流れ、自然にいるマッサージフィッシュ、ターザンロープ、そしてこの絶景に柵りもなく公開されて泳げる環境。あ〜

あぁ〜




バンビエンはバッパーにとっての天国だ。すばらしい絶景と自然、数あるアクティビティー。そしてカメラは持っていかなかったがこの地の名目チュービングは、俺らの ”ありえない” を超えている。流れの強い川に浮き輪でバケツに地元のウィスキーを持って川を下っていく、酔った上に狂っている。およそ10mほどの高さ、毎年数多く死人さえ出ているターザンジャンプ、疫病の蔓延る泥沼でのマッドバレー、死の滑り台。まさに天に通じる天の川だ。

クライミングをした

洞窟を探しにいく途中の道、助けを求める友達。笑えた

洞窟の中は真っ暗、特に整備もされておらず矢印と携帯の光のみを頼りにけっこう怖い。




バンティエンはラオの首都。思ったよりきれいな街だ。


マーケットではやはり何の肉かわからないものばかり。


そのあとドンデットというとこにいった。メコン川に浮かぶその村はとても静かで時の流れをメコンの流れに任せ、その島全体が浮き輪のように自分の身をゆったり次の一日に連れて行く、そんな場所だった。

ワールドカップの決勝戦の前日、ドンデットは静かすぎた。
カンボジアに向かうバスの中。




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